男性看護師も転職したいらしい

男性看護師も転職したいらしい

大学病院の産婦人科に看護師として就職したのですが、その病院の産婦人科は就職した年の数ヵ月前に周産期センターとして規模を拡大していたので、私が入った時には先輩スタッフと同じ人数の新人がはいりました。
私も含めて大半が助産師ではなく看護師でしたので、産婦人科の知識は看護学校で習っただけしかありませんでした。

周産期センターなので搬送されてくる患者さん方は皆さん重症な妊婦さんばかりです。
更に職員数が増えたからと(新人ばかりですが。)、すぐに全てのベットを満床にするべく患者さんをどんどん受け入れました。

助産師の先輩方は新人看護師に指導する時間などなく、とにかく毎日毎日怒鳴られたり、無視をされる日々でした。

1ヶ月しないで一人の新人看護師が腰を痛めてしまい「腰を酷使しない科に転職する」と辞めていきました。
また2ヶ月後にも一人辞めていきました。

同期の仲が良かったので、誰かが「もう辛いから辞めたい。」と言ってきたら、頑張って続けよう!と声をかけて励まし合いながら何とか勤務を続けていました。

ある日、看護師長とお昼休憩が重なり、他の助産師も含めて昼食を食べていたのですが、話題はお産のとりあげ方についてで、どのタイミングで医師を呼ぶかや、モニターの見方、お産の手技について師長が熱くはなしていました。その場にいた看護師は私だけで、話がむずかしく理解できなかったので、だまって黙々とお昼を食べていました。それが気に入らなかったのか、師長が「あ、あなたは看護師だから理解できないでしょ、助産師は大変なんだから。看護師にはわからないはなしなのよ。」と冷めた目でいわれました。

その時に「次の年に転職しよう!」と決めました。同期の男性看護師も転職したいと思っていたらしく、「男性看護師 転職」で調べているって聞いて決意を固くしましたね。

産科の素晴らしさを学ぶどころか、怖さばかりが植え付けられ、1日1日の勤務をやりきるので必死でした。
同期の中には、翌年助産師学校に入ろうと考えていた人もいましたが、助産師の先輩の助産師学校の学生さんに対する指導があまりにも陰険であり、助産師学校にはいりたいという気持ちが薄れていっていました。
結局、1年で同期26人のうち3人が辞めていき、2年では同期の半分12人が転科も含めて辞めていき(私もその一人ですが、)、更に三年目には8人辞めていきました。

転職先は全く違う科にしました。そこでは助産師はおらず看護師ばかりなので、分からないことも聞きやすく、また産科よりも活躍の場がはるかにあり、やりがいも感じることができました。

転職することなく一つの職場で長く続けられるのが理想ですが、私は転職したことで自分らしく働けるようになりました。

しかし、あの辛い経験があるから、今の自分があるのだとも思っています


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